About PrimeRib

プライムリブとは。

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プライムリブは、牛肉の中でも特に上質なリブロースを、豪快にそのままに焼き上げた肉の旨味を堪能できる特別な料理です。
アメリカでは長年、お祝い事や特別な日の食卓を飾るごちそうとして提供してきました。

プライムリブの原料Ribroast

リブロースとは?

リブロース:
お勧め料理/ステーキ・すき焼き・ローストビーフ
参考重量/S:5kg未満 M:5.01kg以上〜7.5kg未満 L:7.51kg以上

リブロース:
一般的に「ロース」と呼ばれる部位。後ろに続くサーロインとともに牛肉の中の最上部位とされる。肉のきめが細かく非常に柔らかい。サシが入りやすく、少し整形するだけでステーキ用の肉になる。ソテーあるいはグリエに適する。牛には13本の肋骨があり、頭部から数えて7~10本目の肋骨にまでの肉がリブロースです。肩ロース、サーロインとともに中心には「ロース芯」と呼ばれる胸最長筋という筋肉が走っており、頭から尾に向かうに従ってロース芯の割合が大きくなる。

プライムリブリブロース

プライムリブ?PrimeRib?

国産牛リブロース

プライムリブとは?

プライムリブは、
リブ(あばら肉)から切り出される大きな塊の牛肉です。
この部位はローストに適しており、「スタン・リブ・ロース」とも呼ばれます。
英語圏では「プライムリブ」として知られています。日本ではリブロースがこれに相当し、背中部分の上質な部位で適度な脂肪と柔らかな肉質が特徴です。塊のまま調理することで、肉本来の旨みを引き出すことができます。

「プライム」という言葉は:
元々は「上質のあばら肉」を意味しましたが、現在では牛肉の品質グレードに関係ありません。

USDA(米国農務省) の格付けシステムで「プライム」は最高級の牛肉に与えられるグレードですが、レストランでは「チョイス」グレードの肉が使われることがあります。「プライムリブ」の「プライム」は特定のリブカットを指し、塊のままローストした料理を指します。

調理法による違い:
ローストすることです。プライムリブの一般的な調理法は、大きな塊状の肉をオーブンでじっくり熱を入れます。この方法では、外側が香ばしく焼き上がり、内側は肉汁をたっぷりと含んだジューシーな仕上がりになります。 レストランのメニューで「プライムリブ」と記載されている場合、通常はこの塊のまま「プライムリブ」というローストされたものが温かい状態でスライスされて提供されます。 一方、言葉を牛肉のグレードとして捉えた場合、その肉を少し切り分けてステーキとしてグリルやフライパンで調理されることもあります。ただし、このような調理法は一般的ではなく、プライムリブは通常ロースト料理として提供されます

プライムリブの歴史と背景History & Background

プライムリブとは?

プライムリブ ー  アメリカを代表する特別な肉料理:
プライムリブは、アメリカの食文化において特別な料理として位置づけられています家庭では感謝祭やクリスマスなどの祝祭日にふるまわれ、ステーキレストランでは定番の人気メニューとして長年親しまれてきました発祥については諸説ありますが、カリフォルニア州サンフランシスコがそのルーツのひとつとして知られており、同地にある老舗レストラン「San Franciscan」では、古くからプライムリブが提供されてきた歴史と伝統があります

イギリスのローストビーフとの違い :
プライムリブは、しばしばイギリスのローストビーフと比較されますが、そのスタイルには明確な違いがあります。

イギリスのローストビーフ:薄くスライスされ、グレイビーソースやホースラディッシュとともに提供されることが一般的です。
アメリカのプライムリブ:2〜3センチほどの厚切りで提供されるため、肉のジューシーさと歯ごたえをダイレクトに楽しめるのが特徴です。

そのボリュームと迫力から、プライムリブは肉料理の真髄を味わいたい人にとって理想的な一皿といえるでしょう。

ロウリーズ・ザ・プライムリブの存在:
ライムリブの歴史において重要なのが、1938 年にアメリカで創業した「ロウリーズ・ザ・プライムリブ」です。このレストランは、創業以来プライムリブを看板メニューとして提供し続け、独自の調理法とサービスで国際的な評価を得ました。ロウリーズでは、焼き上げたプライムリブを特製のカート「シルバー」に乗せて客席まで運び、お客様の目の前で好みのサイズと焼き加減にカットして提供するスタイルが採用されています。この演出も、プライムリブを特別な料理として認識させる一つの方法です。

プライムリブロウリーズ

プライムリブの調理方法How to Cook PrimeRib?

伝統的なロースト方法プライムリブ

プライムリブの伝統的な調理法と美味しく仕上げるためのコツ

■ 伝統的なロースト方法(Traditional Roasting Method)
プライムリブの基本的な調理法は、オーブンでじっくりローストすることです。
大きな塊の牛肉に塩、こしょう、おろしにんにくなどのシンプルな調味料で下味をつけ、低温でゆっくりと焼き上げていきます。
通常、肉の重さに応じて約3時間以上かけてじっくり加熱することで、肉全体が均一に火が通り、しっとり柔らかくジューシーに仕上がるのが特徴です。


本格的な仕上がりを目指す場合は、以下の手順がおすすめです:
焼く前に肉の表面を高温でしっかりと焼き付ける(シアリング)
→ 表面を香ばしく仕上げ、旨味を閉じ込める効果があります。

その後、オーブンの温度を下げ、低温でじっくり中心まで加熱します

焼き加減のバリエーション:
プライムリブは、焼き加減によって風味や食感が大きく変わります。
以下は一般的な焼き加減の目安です:

焼き加減特徴中心温度(目安)肉汁の色
レア赤みが強く非常にジューシー約50~52℃
ミディアムピンク色で柔らかく程よい旨味約57~60℃ピンク
ウェルダンよく火が通り固めの食感約65℃以上透明

焼き加減の判断には肉用の中心温度計の使用がおすすめです
竹串で肉汁の色を見る方法もありますが、正確さを求めるなら温度計が確実です

美味しいプライムリブを焼くためのコツは、細部への気配りにあります:
室温に戻す:冷蔵庫から出して30分ほど常温に置き、温度差をなくします
しっかり下味をつける:焼く直前に塩・こしょう・おろしにんにくなどをまんべんなく擦り込みます。
表面の焼き付け:オーブンに入れる前にフライパンで全面を焼き付けることで、香ばしさと旨味がアップします。
休ませる:焼き上がったらアルミホイルに包んで15~30分ほど休ませると、肉汁が落ち着いて、よりジューシーに仕上がります。